葛飾北斎が描いた富士山 「富嶽三十六景」シリーズの中から4点
「尾州不二見原」 大きな樽の丸い円の中に小さく富士山が見える 誰も思いつかない大胆な構図
「神奈川沖浪裏」 激しく躍動する波間に見える富士山 あまりにも有名な代表作
「凱風快晴」 夕日に赤く染まり、まるで火山のように見える富士山
「甲州三坂水面」 水面に映った富士山の姿が理屈に合わない、よくこんな発想ができるなと感心する
人工衛星から撮影した実際の富士山 裾野の雄大さがよく分かります。
江戸時代の葛飾北斎には、富士山のこんな画像を見ることは当然不可能ですが
江戸時代の浮世絵師、葛飾北斎(1760.10.31~1849.5.10)は自らを画狂人と称するほど、斬新で計算された構図や構成、描法など、類い希な才能を発揮した画家です。
ヨーロッパの画壇にも大きな影響を与えました。
そこで、もしこの北斎が、上の写真のように上空から富士山を眺めたら、どんな風に描いただろうかと想像すると、とても好奇心をかき立てられます。
もっとも北斎なら想像して描くことができるかも知れませんが・・・
© 2014 HIRAI HIROAKI