現在も靖国神社は、軍国主義者や右翼、国粋主義者の聖地になっています。
靖国神社の醜悪な正体を無視し、微妙な国際情勢に配慮せず感情に任せて公式参拝した安倍首相には失望しました。
この靖国参拝は、国内の国粋主義者や右翼、排外主義者を喜ばせただけで、理性的に考えれば、一国の首相の行為としては全く思慮のない愚行です。 「英霊に尊崇の念を表し・・・」などという個人的感情ですることではありません。
最悪なのは、中国や韓国を有利に勢い付かせただけでなく、最大の同盟国アメリカからも正式に「失望(disappoint)」したと宣告されてしまったことです(駐日大使館だけでなく本国国務省からも)。
戦前から靖国神社は、戦没者を慰霊するための宗教施設なんかでは全くなく、擬似的宗教色を漂わせた「軍事施設」でした。 天皇のために安心して戦争で死ねと国民をそそのかし、日本の軍事行動を美化・正当化するために徹底的に活用されてきたのです。
従って敗戦時に、靖国神社も、他の軍事施設や兵器類と同様に廃棄処分すべきでした。(実際当時焼き払う計画もあったようです。)
敗戦まで陸海軍の最高指揮権者だった昭和天皇裕仁(ひろひと)氏でさえ、戦後ある時に靖国神社の愚劣さを知ってからは参拝を取り止めました。
現天皇明仁(あきひと)氏も一度も参拝はしていません。
靖国問題については、彼らの方がよほど思慮深いようです。
なお靖国神社の醜悪な正体については下記もご覧ください。
http://ameblo.jp/hirai-h/entry-11628819679.html
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