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「愛国心」について

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最近 Twitter に下記のように、画像四枚とともに何度か「愛国心」に関するツイートをしたところ、大きな反響がありました。
               
予想通り、最近流行の嫌韓嫌中・民族差別・国粋排外・天皇崇拝主義者からの嫌がらせ返信コメントが大量に寄せられました。 ただ内容はありきたりのものばかりで「天皇陛下の御尊顔に✕印とは不敬にもほどがある。言語道断だ。」「君が代、日の丸の何が気に入らないのだ。国歌・国旗を敬え。」「お前のような奴は日本に住む資格はない。日本から出ていけ。」「こうしたものに✕印を付けること自体常軌を逸している。」といった程度のものばかり。 新たな観点からの論じたものは見られませんでした。
            
予期していなかったのは、意外に多く賛同の返信コメントが寄せられたことです。
      
         
Twitter ***************************************************

※注 印はこのツイートの趣旨を強調する目的でのみ用いています。        
「天皇・皇族」を敬い「君が代」を歌い「日の丸」を掲げることは「愛国心」に全く関係も無いし必要でもありません。
真の「愛国心」の発揮は、『国家(国家権力)の横暴から日本を守るべく行動する』ことです。

     









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なお、私の考える「愛国心」は、上記の他、次の二つのものも非常によく表してくれています。

これは、非常に的確な名言です。おバカな国粋右翼皇室礼賛者の言い立てる『愛国心』なるものが、いかに「ニセモノ」であるかがはっきりわかります。なおジュリアン・バーンズ氏(1946年1月19日~)は、英国のポストモダン派の小説家です。

 

国心』についての私の思いにとてもよくフィットします。それに対し、右翼国粋天皇礼賛主義者たちの言い募る『愛国心』が、いかに「押し付けがましく」「いかがわしく」「ニセモノ」であることか、反吐が出そうになります。




© 2015 HIRAI HIROAKI 無断転載禁止 

 

                               
※ ご注意! 私の「なりすまし」「ニセ者」など、ネット上の悪質な行為にご注意ください。
          
相変わらず、私(平井宏明・日本再生投資(株)代表取締役社長)になりすまし、ネット上のあちらこちら(例えば右翼・保守系ブログや政治家・芸能人等の有名人のブログ・Twitter)に、私の名でくだらない愚劣な書き込みをするケースが多数発生しています。私に無関係な、嫌がらせ、悪ふざけ、他人を騙る虚偽発言、茶化し、暴言、脅迫など悪質なコメントが多数ばらまかれています。
            
また、私が他の多くのブログやサイト等で、いわゆる「荒らし」を行なっているとか、多数のハンドルネームを使い回して嫌がらせの書き込みをしているなどの虚偽の情報が流されたりもしています。
            
私が政治経済社会問題に関してネット上でやり取りがあったのは、竹田恒泰氏とその支援者1名、百田尚樹氏、櫻井よしこ氏、田母神俊雄氏(2014年4月17日分まで。それ以降の書き込みは私の名を騙る偽者です。)、津川雅彦氏(2014年3月25日分まで。)、大日本皇國氏、衆議院議員長尾敬氏の8名のサイトおよび「BLOGOS」,「NEWS PICKS」,「iRONNA」,「THE HUFFINGTON POST 」,「アゴラ言論プラットフォーム」というオピニオン投稿・議論サイトに限られます。これら以外のサイトには一切関係していませんのでご注意ください。




天皇明仁の平和への決意表明と今後

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この画像は、昨年(2015年)12月23日の現天皇明仁(あきひと)82歳の誕生日を迎えるに際し行なわれた記者会見でのものです。
実はこの会見には、多くの人が驚かさました。
     







こ記者会見で、現天皇明仁は改めて戦争の痛ましさに思いをはせ、日本の将来のため戦争について深く考えるべきとの考えを表明しました。
     
しかもこの発言、政治的には安保法制成立(2015年9月19日)後、反対勢力がなおも施行(2016年3月29日)中止や法律廃止を求めて騒然としている真っ最中のこと。市民運動もおさまっていない。「戦争法」と揶揄されるぐらい問題含みの法律なだけに、さまざまな憶測を呼んだようです。
      
事実、明仁のこの発言は、関係者には予想外でたいへんな驚きだったらしい。まるで皮肉のように受け取った与党関係者もいたようです。
きっと予定原稿には無かった発言だったのでしょう。
      
       
さらに明仁は、「靖国神社」に親拝(天皇が直接赴いての参拝)を一度も行なっていません。むろん国際関係への配慮もあるものの、自身の信条に合わないことも原因としてあるようです。
元来靖国神社は天皇のために戦死した兵士を追悼する施設として明治期に作られたもの。にもかかわらず一度も親拝しないのは、「靖国神社」の戦争と平和に対する姿勢が、明仁にとっても相当強く嫌悪すべきものと映っているのかも知れません。
     
なお「靖国神社」については次のプログ記事もご参照ください。⇒ http://amba.to/1G2Kj0q http://amba.to/1IUwq4b      
    
  
                           

しかし、将来の天皇が、明仁のような平和主義者だとは限らない。戦前の天皇とその取り巻き首脳陣の行動のように、天皇が将来の日本を不幸にする元凶になる事態も予想されます。
「『天皇』は自分の代で終わりにする世襲はさせない」と自身で意思表明していただくのが最も望ましいと思うのですが・・・・・・。
         
   
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また、私が他の多くのブログやサイト等で、いわゆる「荒らし」を行なっているとか、多数のハンドルネームを使い回して嫌がらせの書き込みをしているなどの虚偽の情報が流されたりもしています。
            
私が政治経済社会問題に関してネット上でやり取りがあったのは、竹田恒泰氏とその支援者1名、百田尚樹氏、櫻井よしこ氏、田母神俊雄氏(2014年4月17日分まで。それ以降の書き込みは私の名を騙る偽者です。)、津川雅彦氏(2014年3月25日分まで。)、大日本皇國氏、衆議院議員長尾敬氏の8名のサイトおよび「BLOGOS」,「NEWS PICKS」,「iRONNA」,「THE HUFFINGTON POST 」,「アゴラ言論プラットフォーム」というオピニオン投稿・議論サイトに限られます。これら以外のサイトには一切関係していませんのでご注意ください。



天皇明仁、生前退位の意向表明

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天皇明仁の生前退位の意向について、昨日とりあえず次のようにTwitterで意見を述べましたので、そのまま掲載しておきます。





※ なお関連して前回の記『天皇明仁の平和への決意表明と今後』⇒ http://amba.to/29r0Obr もご覧ください。(青い文字をクリックすると別ウィンドウで開きます。)


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「抗議文」(行動する保守運動関西地区運営 野本雅樹氏より)到着について

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本日(2016年7月24日)、「行動する保守運動関西地区運営 野本雅樹」氏から、「抗議文」と表書きされた封書が私に届けられたました(本人がポスト投函か)。なお、差出人の住所、電話等の連絡先の記載は無し。抗議文本文はA4白色用紙にワープロ打ちで5枚、縦書き。

「抗議文」末尾に「言論の自由」には責任が伴う事実を無視した主張は批判されなければならない。貴殿が良識ある言論人であれば、この抗議文を全文公開して反論して頂きたい」との記載がありましたので、その要望に誠実に応えることとします。

以下が「行動する保守運動関西地区運営 野本雅樹」氏からの「抗議文」の全文です。明確に区別するため、先方からの文面は全てを赤色の太文字にしています。

抗議文

皇紀二六七六年 七月二十四日

行動する保守運動関西地区運営 野本雅樹


日本再生投資(株)代表取締役社長
ブログ「わたしの意見」主宰 平井宏明殿

 貴殿はブログやSNSにおいて皇室に対し批判的な論調を展開されておられるが、その誤りを糺すため、ここに抗議を致す。

 日本国の皇室は欧州の絶対君主制や支那の王朝政治とは異なり、「君主が民を思い、民が君主を思う」君民一体の関係で脈々と受け継がれてきた。

 建国神話において神武天皇は民を「大御宝(おおみたから)と呼び、国民を大切にすることを統治の根本とされた。
十六代の仁徳天皇は御所から竈の煙が立っていないことを見て、三年間年貢を免除なされた。
結果、御所は荒び、天皇の召し物は古びてしまったが、民は豊かに暮らせるようなった。
そして、仁徳帝は「朕は既に豊かになった」と仰せられたのである。
六十代の後醍醐天皇は寒い夜に、自分から着物を脱いで貧しい人たちの寒さを以て体験された。
後醍醐帝の治世は、後に「延喜の治」とたたえられ、「大日本史」には、後醍醐帝が疾病や不純な天候の時は大赦や租税の免除を行ったことが記されている。

 ここに挙げた例はほんの一部に過ぎず、歴代の帝は民を守り、民も帝を敬愛してきた。
万葉集のように帝と民が共に詩を詠む歴史があったのである。
貴殿はブログなどで「心から皇室を敬っている国民はいない」と主張しているが、その根拠はどこにあるのだろうか。
「皇室を廃絶しても、日本がその存立基盤を失う心配も全くない。日本はそんなヤワな国ではありません。」というのが貴殿の主張であるが、日本では歴史上、政変や乱世が起こり、絶対権力者が登場しても皇位を奪った例はない。戦国時代や幕末維新においても民が巻き込まれることがは少なかった。
欧州や支那・韓国では王室・皇室が入れ替わる度に民族・国民の大移動や大虐殺・大混乱が伴った。
日本が「日本」といて存立基盤を失うことなく、戦乱の時代でも他国ほど犠牲が少なかった最大の要因こそ「天皇」の存在である。
 貴殿は昭和天皇を「人間のクズ」と蔑み、皇室の存在が軍国主義を増長させたと主張いている。
しかし、昭和帝が独伊との同盟に反対していたこと。五・一五事件後の首相選定の際、元老西園寺公望に対し「ファッショに近き者は絶対不可なり」と要望していたことを無視している。
最も重要な事実は、昭和帝は米英に対する戦争に反対だったことである。
しかし、本心は反対であっても、立憲君主である以上、政府の決定を拒否することができず、拒否することは、憲法を無視することになり、専制君主と変わらなくなってしまうことを憂慮されていた。
昭和帝がざいいちゅうにおいて、憲法・政府を超越して大権を発動されたのは二・二六事件鎮圧の勅令と終戦の御聖断の二件のみであった。
前者は民主制を守るため、後者は国民の犠牲を食い止めるためである。
事実として、終戦詔勅の公表前に、主戦派によるクーデター未遂「宮城事件」があった。昭和帝は危険を冒して戦争を終わらせようとし、裁かれることを覚悟されて敵将マッカーサーとの会見に赴かれた。
会見の詳細は昭和帝史実に残らなかったのは昭和帝が「男の約束」えあるから語られなかったためであった。
しかし、マッカーサーは昭和帝の堂々とした態度に感銘を受けて、回想録に遺したことによってはじめて史実に残ることになった。
先帝陛下は自らの命と引き換えに国民を守ろうとされたのである。
国民もまた、天皇の助命を求める直訴状をGHQに送り、その数は千通以上に上った。
貴殿はこれらの事実を無視して、「天皇制」なるものを批判している


「言論の自由」には責任が伴う事実を無視した主張は批判されなければならない。
貴殿が良識ある言論人であれば、この抗議文を全文公開して反論して頂きたい


以上が、「行動する保守運動関西地区運営 野本雅樹」氏(以下「野本さん」と略させていただきます。)から寄せらた「抗議文」の全文です。

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野本さんへ

ついてはこの「抗議文」への反論ですが、端的に言えば、「抗議文」に記載された内容については、全て十分承知済みです。これまで天皇に関しては、様々の視点からの書籍を数多く読み込み研究し、さらに一昨年9月に刊行された「昭和天皇実録」にもあたって、極力正確で客観的な立場で、このブログを書いています。したがって「抗議文」にある天皇に関するエピソードや考え方については全て完全に熟知しております。

よってこのブログは生半可な見識で、面白半分に書いているわけではないことをご理解ください。
なお、いわゆる「反天連」や左翼活動家、組織、政党との関係は私には一切ありません。

そこで端的にかつ理論的に結論を言えば、私は野本さんの「抗議文」にあることは全て承知の上、ブログを書いているわけですから、野本さんがこのブログを再度精読していただくことが、私が「反論」をしたことになります。
ただ、理屈上は確かにそうなりますが、野本さんにとっては、それではあまりにも膨大な量になり、整理も大変で時間もかかりますから、「抗議文」への反論としては、私が再度要点を取りまとめたものを、改めて書きここに掲載しますので、今しばらくお時間を頂戴したいと思います。7月末をめどに作業しますので、何卒ご理解くださるようお願い申しあげます。

なお、不明な点等がありましたら、アメーバブログのコメント機能からお知らせください。


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「抗議文」への反論 その1

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行動する保守運動関西地区運営  野本雅樹さんへ

 

「抗議文」への反論は非常に長くなりそうなので、数日に分割して掲載します。

まず、私の「天皇」なるものへの基本的考え方を述べますのでご理解ください。

 

現代の天皇とは、千数百年前に豪族同士の武力抗争を勝ち残り、西日本を武力統治した豪族の親玉の子孫「かも知れない」というだけの存在であり、そのこと自体に特別な価値は無い。そんなものを畏れ多い存在や、ありがたい存在、敬うべき存在とはとても思えないのです。
また天皇の血統が途切れず現在まで繋がっているという、いわゆる「万世一系」は証明のしようがありません。昨年3月6日宮内庁に取材した際、宮内庁ですら「万世一系」は肯定も否定もできない、つまり「万世一系」とは断定はできないとのことでした。⇒
http://amba.to/18on3wu
 青文字をクリックすると2015年3月7日付関連ブログ記事が別ウィンドウで開きます

 

天皇一族が権力と権威を有していたのは、千数百年前の大和王権成立期(5世紀頃?)から、せいぜい平安時代中期まです。その後鎌倉武家政権になると権力はほぼ完全に喪失し、権威も大幅に失墜します。

 

そして、「一般民衆」が「自発的に」「心の底から」権威ある天皇を敬ったという事実は、千数百年前の大和王権時代から現在まで、ほとんど無いと言えるでしょう。実際、一般民衆側の記録にそのようなものはめったに見当たりません。(もしあればお示しいただきたい。)

「抗議文」にある「君民一体」や、皇族近親者を笠に着て皇室翼賛思想を撒き散らす竹田恒泰氏が言う「君民共治」などは、皇室礼賛者の妄想(脳内のお花畑)でしかありません。

歴史上、こうした美談は権力者側の意向によって、御用学者的な人間がでっち上げるのが世の常です。古事記や日本書紀は、歴史書として極力事実の記録に努めたものではあるものの、あくまで政権保有者たる天皇の意向を配慮して作成されたことも忘れてはなりません。(現在でも、もし共産党が単独で強固な政権を獲得すれば歴史教科書も相当変わることでしょう。)

 

さらに、特に武家政権時代になると、天皇は完全に形骸化しレイムダック(死に体)の状態でした。そこで武家政権は、天皇に残った僅かな形式的儀式的権威だけをうまく利用しました(将軍の任命等)。もはや天皇一族は、武家政権にとって、わざわざ武力でを滅ぼすほどの存在ではなくなっていたのです。

殊に江戸幕府は、天皇族取締法たる「禁中並公家諸法度」を制定し、天皇一族を徹底的に政治と世俗から遠ざけ弱体化図りました。天皇一族を厳しく監視する役所も京都に置きました。

江戸時代の一般庶民がそんな天皇を心から敬ったはずもなく、崇拝したなどという記録もありません。江戸時代以前で天皇のことを知っていたのは一部の学者と上級武士だけだったでしょう。

 

ところが幕末明治維新で状況は一変します。天皇は従来にない特殊な状況に置かれました。維新で倒幕側勢力(長州・薩摩)が、政権奪取の名目として、レイムダック(死に体)状態だった天皇を軽くてパーな神輿として担ぎ上げたこと、およびその後明治憲法で西洋をまねた君主(皇帝)の座に天皇を置いたことです。このことにより、古代からの天皇とは全く性格の異なる天皇が新たに生まれました。天皇は、西欧への対抗上、「統一国民国家」成立させるための君主(皇帝)に擬されることになったのです。

 

明治憲法で、天皇を主権者とし神聖不可侵の性格を与え全国民をその臣民とし崇拝を強制しました(義務教育が果たした役割が大きい)。 政府権力は、一般国民をこうした洗脳状態下に置くことにより、天皇の命令に絶対服従する臣民の育成に成功します。こうして明治政権は、徴兵制導入や富国強兵に天皇を大いに活用したのです。その後全ては天皇の命令(勅令)だとして事を進められたわけです。そうして天皇を中心とする(利用する)国家統治体制(いわゆる「国体」)が戦前戦中維持され続けましたが、1945年の敗戦で崩壊します。

 

しかし敗戦後も、こうした天皇を中心とする(利用する)国家体制の考え方の残滓が、右翼保守勢力に受け継がれ、また国民も洗脳状態から完全には抜け出せない状況にあります。

野本さんもそうした人々のひとりであることを認識してください。

 

以上、極めてドライで冷徹な見方だと感じるでしょうが、これが歴史の真実です。

またこういう見方こそ今後の日本にとって重要だと考え、右派系の人々が好む甘ったるい天皇ヨイショ的考え方に与するつもりは全くありません。

なお「抗議文」の各論点に関する個別の反論は次回以降掲載します。


以 上 (後日に続く)

※「抗議文」の内容については 2016月3月24日付ブログ記事『「抗議文」(行動する保守運動関西地区運営 野本雅樹氏より)到着について』⇒ http://amba.to/29XiBWP をご覧ください青文字をクリックすると別ウィンドウで開きます)



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「抗議文」への反論 その2

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行動する保守運動関西地区運営 野本雅樹さんへ

         

貴方は、「抗議文」に、「君主が民を思い、民が君主を思う君民一体」や「歴代の帝は民を守り、民も帝を敬愛してきた」といった話を載せていますが、それは、あの皇族もどきの胡散臭い「竹田恒泰」が言っていることと同じではありませんか。

そうした考えは、前回も述べましたが、皇国史観者や皇室礼賛主義者の願望的妄想(脳内のお花畑)に過ぎません。
既にご存知かと思いますが、日本最大の極右皇室翼賛組織「日本会議」が、安倍政権を牛耳り、国民にそうした歴史観を醸成しようとしています。
こうした皇室礼賛的(脳内のお花畑的)な解釈を、あたかも歴史的真実であるかのように言い募り、無垢な人々を教化するのが彼らの役目なのです。甘っちょろい話にはダマされないにすべきです。野本さんは、そのことをしっかり認識すべきです。

          

また、仁徳天皇は実在性すら確かではありません堺市の大仙陵古墳(伝仁徳天皇陵)が本当に仁徳の陵墓であるとは学術的には全く確定されていません。(宮内庁はバレるのが怖くて本格的学術調査を拒否し続けているようです。)

いずれにせよ、古代大和政権時代は、重い税や労役の義務が一般民衆に苦しめ、庶民が天皇を敬愛していたなどという証拠はどこにもありません。
記憶が少し曖昧ですが、「仁徳帝の民のかまど」の逸話は、中国によく似た話があり、それを模したものでしょう。古事記・日本書紀に記載されたものが全て事実だというのは、実に愚かな考えです。
      
なお、宮内庁に大仙陵古墳(伝仁徳天皇陵)について電話取材した際のことをブログ記事にしていますで、必ずご参照ください。『天皇陵古墳について、宮内庁にきいてみた。』⇒ http://amba.to/1wk3HEm 青文字をクリックすると2015年2月25日付関連ブログ記事が別ウィンドウで開きます

         

さらに、後醍醐天皇は時代を読み違えた愚者です(天皇親政の復活を企図した)。そのため足利氏が離反、「建武の新政」はわずか3年で失敗、新たに室町武家政権が成立しました(後醍醐天皇は吉野山に逃れ隠遁)。後醍醐天皇の「美談」も、よくあるパターンの作り話です。私はそうした天皇「美談」は一切信用しません。
       
このような捏造「美談」などを根拠に「国民のほとんどが皇室を敬っている」ということこそ無理があります。私が接した人々に聞いてみて「皇室を心底本音で敬っている」と答えた人は、この生涯でまだ一人も出会っていません。これが「心から皇室を敬っている国民はほとんどいない」の大きな根拠です。
     
前にもふれたように、例えば共産党では、いまだに「宮本顕治」を讃える「美談」がいくつもあるようです。また同様に創価学会の「池田大作」にも数えきれないくらいの「美談」がでっち上げられています。野本さんはそんなものを信じるのですか? 古事記・日本書紀の伝承神話もこれと同じことです。

    

ところで野本さんは、「戦乱の時代でも他国ほど犠牲が少なかった最大の要因こそ『天皇』の存在である。」と記しておられますが、なぜそうなのか理屈をご説明願えませんか。私は決してそうは思いませんので。私には理解不能です。
                 
以 上 (次回に続く)



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「抗議文」への反論 その3(了)

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行動する保守運動関西地区運営 野本雅樹さんへ
          

最後に最大の問題であり現代にも大きな影響を与えている昭和天皇裕仁について、貴方の見解に反論します。
結論としては、裕仁が「凡庸無能」「人間のクズ」「ボンクラ」「意志薄弱」「優柔不断」「世間知らず」であったことは疑う余地は無く、この言葉を取り下げるつもりはありません。

大東亜戦争(アジア太平洋戦争)で、国民の被った惨禍のほとんど(9割)の責任は軍首脳部の無能さ(戦略の無さ、無謀さ、無計画性、精神論の重視 相互無責任体制等々)にありますが、日本陸海軍の最高指揮権者(統帥権者)であった裕仁にも1割程度の実質的な責任はあります。

以下に理由を述べます。
まず、貴方の「抗議文」には、裕仁は「立憲君主である以上、政府の決定を拒否することはできず、拒否することは憲法を無視することになり(下線は平井)とありますが、明治憲法には天皇が意見を述べることを禁じる規定も無ければ、政府決定を拒否することを禁じる規定もありません。(あるというならお示しください)
裕仁が米英との戦争に反対であるなら、政府を動かし得る何らかの強い意志表明はできたはずであり(実際二・二六の時はそれを行なっている)、それをしなかったのは、ひとえに裕仁の意志薄弱さや優柔不断さが影響しています。
      

裕仁の戦争責任と言えば、近衛文麿の上申に反対し却下したということだけでも十分です。
1945214日、近衛文麿の早期講和の上申に対し、
天皇裕仁:「もう一度、戦果を挙げてからでないとなかなか話は難しいと思う。」
近衛文麿:「そういう戦果が挙がれば、誠に結構と思われますが、そういう時期がございましょうか。それも近い将来でなくてはならず、半年、一年先では役に立たぬでございましょう。」
        
結果、裕仁と軍首脳部は「国体護持」にこだわり続け、勝ち目のない戦を半年間だらだらと続けることになります。
そして、近衛文麿の予言通り、3月以降に一般市民の膨大な犠牲が生じてゆきます。3月10日:東京大空襲、3月~:主要都市への無差別爆撃、4月~:沖縄戦、8月6日:広島への原爆投下、8月9日:長崎への原爆投下、8月9日~:ソ連の暴虐的軍事侵略とシベリア抑留。
こうして膨大な一般市民が犠牲になった後で、ようやく8月15日戦いを終えることを国民に告げることになったのです。
結果論だと言われるかも知れませんが、この遅すぎた終戦の責任のかなりの部分は、裕仁の優柔不断にあると言えます。
     
次に、マッカーサーとの会見で裕仁が発したと言われる「私の命はどうなってもいいから国民を救ってほしい。」というのは、昔からある胡散臭い「美談」です。この言葉はマッカーサーの回顧録にあるようですが、彼の回顧録ぐらい虚偽に満ち溢れていて、あてにならないものはないことでも有名です。彼は極めて虚栄心が強く自分を美化する傾向が非常に強かったといわれます。
裕仁がそう言うので自分の寛大な心で赦してやったということを、心地よいエピソードとして自慢げに示すために、でっち上げた話というのが真相のようです。
従ってそんな言葉は、日本側の外務省公開の公式記録には一切ありません。
  
マッカーサーはこの会見で、日本国民の裕仁への崇拝洗脳状態が極めて強いことを知って(裕仁自身からそう話したのでしょう)、これは処刑するより、生かして占領政策に利用した方が得策だと判断したのです。裕仁は自分の利用価値をマッカーサーに売り込みに行って、それに成功したということでしょう。

           

さらに念のため、一昨年9月に宮内庁が公表した「昭和天皇実録」にもあたってみましたが、「昭和天皇実録」は、裕仁・マッカーサー会見で交わされた会話については、唯一マッカーサー回想録にそれらしき記載があるものの、外務省と宮内庁が2002年に公開した日本側の公式記録には一切そのような発言は無い旨を記しています。
ともかく日本側の政府公式記録には、裕仁・マッカーサー会見の会話内容にまで触れたものが一切なく、「昭和天皇実録」においても、マッカーサー回想録にのみ記載があるものの、日本側公式記録には全く無い旨の両論併記の形になっています。

裕仁自身も「あの時の話の内容はマッカーサーと私だけの永遠の秘密にしようと二人で決めた。男の約束だ」と語り、生涯明かさないまま198917日死亡しました。
ゆえに、マッカーサーとの会見時の「美談」は、私は全く信用しません。
         
これまで、裕仁を美化礼賛したい右派勢力(渡部昇一や中西輝政など)は、マッカーサーの回顧録やそこから派生した様々な情報をひねくり回して相当努力したようですが、結果はことごとく失敗しています。
野本さんは、このようないい加減な都市伝説的美談や右派論客の胡散臭い話に惑わされず、裕仁の実像をもっと直視し謙虚に学ぶ必要があります。

        

先の大戦で、彼の真意とは無関係に「天皇裕仁」の名のもとに多くの人が苦しめられたことは事実です。 明示憲法では天皇は日本陸海軍の最高指揮権者(統帥権者)でもあったため、無謀な侵攻作戦も玉砕も特攻も全て「天皇裕仁」の名において命令されたことになり、誰も逆らえなかった。
                
裕仁は、先の大戦で国民が命までささげた相手としては、あまりにお粗末な人間でした。戦後の言動もまるで無責任そのもの。最低限の「説明責任」さえ果たさず死にました。戦没者はあの世でこの裕仁の実態を知り、さぞ恨んでいることでしょう。
    
以 上(了)



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相変わらず、私(平井宏明・日本再生投資(株)代表取締役社長)になりすまし、ネット上のあちらこちら(例えば右翼・保守系ブログや政治家・芸能人等の有名人のブログ・Twitter)に、私の名でくだらない愚劣な書き込みをするケースが多数発生しています。私に無関係な、嫌がらせ、悪ふざけ、他人を騙る虚偽発言、茶化し、暴言、脅迫など悪質なコメントが多数ばらまかれています。
            
また、私が他の多くのブログやサイト等で、いわゆる「荒らし」を行なっているとか、多数のハンドルネームを使い回して嫌がらせの書き込みをしているなどの虚偽の情報が流されたりもしています。
            
私が政治経済社会問題に関してネット上でやり取りがあったのは、竹田恒泰氏とその支援者1名、百田尚樹氏、櫻井よしこ氏、田母神俊雄氏(2014年4月17日分まで。それ以降の書き込みは私の名を騙る偽者です。)、津川雅彦氏(2014年3月25日分まで。)、大日本皇國氏、衆議院議員長尾敬氏の8名のサイトおよび「BLOGOS」,「NEWS PICKS」,「iRONNA」,「THE HUFFINGTON POST 」,「アゴラ言論プラットフォーム」というオピニオン投稿・議論サイトに限られます。これら以外のサイトには一切関係していませんのでご注意ください。



責任者の究明

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いつもこの時期になると不満に思るものがある。
メディアは、「原爆の悲惨さを伝え二度とあってはならない。平和の大事さ」というものの、その悲惨を招いた直接間接のの責任者を究明し責任を追及することを一切しないことでです。

の画像は、昨年(2015年)12月23日の現天皇明仁(あきひと)82歳の誕生日を迎えるに際し行なわれた記者会見でのものです。
実はこの会見には、多くの人が驚かさました。
     







こ記者会見で、現天皇明仁は改めて戦争の痛ましさに思いをはせ、日本の将来のため戦争について深く考えるべきとの考えを表明しました。
     
しかもこの発言、政治的には安保法制成立(2015年9月19日)後、反対勢力がなおも施行(2016年3月29日)中止や法律廃止を求めて騒然としている真っ最中のこと。市民運動もおさまっていない。「戦争法」と揶揄されるぐらい問題含みの法律なだけに、さまざまな憶測を呼んだようです。
      
事実、明仁のこの発言は、関係者には予想外でたいへんな驚きだったらしい。まるで皮肉のように受け取った与党関係者もいたようです。
きっと予定原稿には無かった発言だったのでしょう。
      
       
さらに明仁は、「靖国神社」に親拝(天皇が直接赴いての参拝)を一度も行なっていません。むろん国際関係への配慮もあるものの、自身の信条に合わないことも原因としてあるようです。
元来靖国神社は天皇のために戦死した兵士を追悼する施設として明治期に作られたもの。にもかかわらず一度も親拝しないのは、「靖国神社」の戦争と平和に対する姿勢が、明仁にとっても相当強く嫌悪すべきものと映っているのかも知れません。
     
なお「靖国神社」については次のプログ記事もご参照ください。⇒ http://amba.to/1G2Kj0q http://amba.to/1IUwq4b      
    
  
                           

しかし、将来の天皇が、明仁のような平和主義者だとは限らない。戦前の天皇とその取り巻き首脳陣の行動のように、天皇が将来の日本を不幸にする元凶になる事態も予想されます。
「『天皇』は自分の代で終わりにする世襲はさせない」と自身で意思表明していただくのが最も望ましいと思うのですが・・・・・・。
         
   
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大東亜戦争(アジア太平洋戦争)の戦争責任

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この時期になると、いつも不満に思うことがあります。「戦争」についてのジャーナリズムの姿勢です。


71年前の8月に敗戦で終わった大東亜戦争(アジア太平洋戦争)について、ジャーナリズムが伝えるのはいつも、「戦争の悲惨さ」「原爆の残酷さ」「特攻隊の悲運」「戦争を忘れてはならない」「平和への祈り」・・・・・・つまりは戦争が悪い、平和を祈ろうといった類いの言葉ばかり。


しかし「戦争」は結果として生じる「現象」に過ぎません。ジャーナリズムにとって重要な役目は「戦争」を生じさせた「原因究明」や「責任追及」のはずです。


これが、企業不祥事で犠牲者が出た場合の報道であれば、結果として生じた悲惨さ(現象)を伝え、再び起きないことを祈るだけだったでしょうか。必ず「原因究明」「責任追及」に手を緩めず立ち向かったはずです。
森永ヒ素ミルク中毒事件 カネミ油症事件 サリドマイド薬害事件 水俣病 新潟水俣病 イタイイタイ病 四日市ぜんそく 雪印集団食中毒事件 三菱自動車によるリコール隠し、これらは全て「原因究明」「責任追及」まで至っています。


ところが先の大戦となるとそこまで行きつかない。日本人だけでも三百万人以上の死者を出したこの戦争については、その悲惨さを伝え、再び起きないことを祈るだけで終わってしまう。「原因究明」「責任追及」にまで迫ることはほとんどない。


開戦を決定し、戦いを煽り、敗戦必至になってもなお戦争継続を決め、「国体護持」にこだわりポツダム宣言の受諾を遅らせた、そうしたことの「原因究明」「責任追及」をしてくれることをジャーナリストに期待します。
以下にそのことに関係のありそうな人物名を画像とともに掲げておきます。

また彼らだけでなく、さまざまな組織や団体(靖国神社、大政翼賛会、新聞社、出版社、放送局、教育機関など)が関係していたはずです。




前天皇裕仁(ひろひと) 1901.4.29.~1989.1.7. 旧憲法下で日本国の統治権者であるとともに日本陸海軍の統帥権者(最高指揮権者)でもあった。当初、A級戦犯の筆頭に挙げられていたが、GHQの占領政策上、天皇を利用する方が得策との判断から、戦犯リストから外され極東国際軍事裁判で裁かれることはなかった。

裕仁



軍事演習を視察する前天皇裕仁

裕仁




東條英機
(とうじょうひでき)
 1884.7.30~1948.12.23. 天皇裕仁から信認が厚く、現役軍人のまま1941年10月18日、第40代内閣総理大臣に任命される。東條も天皇への忠誠心が強く、天皇裕仁の意向を受け日米開戦回避を探るも実らず、1941年12日8日真珠湾攻撃により米英との開戦に至る。1944年7月のサイパン島陥落を受け辞職した。極東国際軍事裁判で死刑判決を受け1948年12月23日刑死。

東條英機




土肥原賢二
(どいはらけんじ) 1883.8.8.~1948.12.23. 謀略部門のトップとして満州国建国及び華北分離工作に中心的役割を果たす。極東国際軍事裁判で死刑判決を受け1948年12月23日刑死。

土肥原賢二




武藤章
(むとうあきら) 1892.12.15.~1948.12.23. 陸軍中将 主な任地は中国、フィリピン。極東国際軍事裁判で死刑判決を受け1948年12月23日刑死。

武藤章




板垣征四郎(いたがきせいしろう) 1885.1.21.~1948.12.23. 関東軍高級参謀として石原莞爾とともに満州事変を決行。極東国際軍事裁判で死刑判決を受け1948年12月23日刑死。

板垣征四郎




松井石根(まついいわね) 1878.7.27.~1948.12.23. 中国で蒋介石軍と戦闘、1937年12月の南京攻略戦に関わる。
極東国際軍事裁判で、この南京攻略戦において不法行為があったとして、死刑判決を受け1948年12月23日刑死。

松井石根




木村兵太郎(きむらへいたろう) 1888.9.28.~1948.12.23. 近衛内閣と東條内閣で陸軍次官を務め、陸軍の中枢を握った。極東国際軍事裁判で死刑判決を受け1948年12月23日刑死。

木村兵太郎




広田弘毅(ひろたこうき) 1878.2.14.~1948.12.23. 外務大臣を歴任後第32第内閣総理大臣に就任。その後貴族院議員などを歴任した。極東国際軍事裁判で文官としては唯一の戦犯として有罪判決を受け死刑判決を受け1948年12月23日刑死。

広田弘毅





永野修身(ながのおさみ) 1880.6.15.~1947.1.5. 海軍軍人、教育者。海軍兵学校28期、海軍大学校甲種8期。最終階級は元帥海軍大将。第24代連合艦隊司令長官。第38代海軍大臣。第16代軍令部総長。海軍三長官全てを経験した唯一の軍人。A級戦犯の容疑で極東国際軍事裁判中に巣鴨拘置所にて病死。
当時の新聞記者の回想によると見た目とは異なり、性格は温和で権威主義が優先されていた当時の日本としては珍しく、国籍や身分、性別などを問わず、分け隔てなく人と接する人物だったという。永野は大の親米派で、アメリカ駐在(ハーバード大学留学)時代には「軍人でなければ(アメリカに)住み続けたいと話していたという。

永野修身








松岡洋右(まつおかようすけ) 1880.3.4.~1946.6.27. アメリカへの留学経験があり、満州国では満鉄総裁。日本の国際連盟脱退、日独伊三国同盟の締結、日ソ中立条約の締結など大戦前夜の日本外交の重要な局面に、代表的な外交官ないしは外務大臣として関与した。敗戦後、極東国際軍事裁判での公判中に病死した。
天皇裕仁は松岡を徹底して嫌っていた。『昭和天皇独白録』にも「松岡は帰国してからは別人の様に非常なドイツびいきになった。恐らくはヒットラーに買収でもされたのではないかと思われる」、「一体松岡のやる事は不可解の事が多いが彼の性格を呑み込めば了解がつく。彼は他人の立てた計画には常に反対する、また条約などは破棄しても別段苦にしない、特別な性格を持っている」、「5月、松岡はソ連との中立条約を破ること(イルクーツクまで兵を進めよ)を私の処にいってきた。こんな大臣は困るから私は近衛に松岡を罷めさせるようにいった」というような非常に厳しい言葉を残している。

松岡洋右




近衛文麿(このえふみまろ) 1891.10.12.~1945.12.16. 政治家。貴族院議員、貴族院副議長(第10代)、貴族院議長(第9代)、内閣総理大臣(第34・38・39代)を歴任。1941年10月16日、日米交渉の不調・行き詰まりを理由に政権を投げ出す。近衛は1945年2月14日に、天皇裕仁に対して「近衛上奏文」を奏上した。この上奏文は、国体護持のための早期和平を主張するとともに講和推進を天皇裕仁に対し徹底して説いている。しかし天皇裕仁は「もう一度戦果を挙げてからでないとなかなか難しい」と拒否、その結果、絶望的な戦闘が続き、さらに一般市民の犠牲がこの時以降に集中することになった(都市無差別爆撃、沖縄戦、原爆投下など)。
戦後、1945年12月6日に、GHQからの逮捕命令が伝えられ、A級戦犯として極東国際軍事裁判で裁かれることが最終的に決定した。近衛は巣鴨拘置所に出頭を命じられた最終期限日の12月16日未明に服毒自殺した。

近衛文麿



大西瀧二治郎(おおにしたきじろう) 1891.6.2.~1945.8.16. 海軍軍人。海軍兵学校第40期生。神風特別攻撃隊の創始者。終戦時に自決。最終階級は海軍中将。

大西瀧二治郎





木戸幸一(きどこういち) 1889.3.4.~1977.4.6. 天皇裕仁の側近の一人として東條英機を首相に推薦するなど大東亜戦争(アジア太平洋戦争)前後の政治に関与した。敗戦後にGHQによって戦争犯罪容疑で逮捕され、極東国際軍事裁判でにおいて終身刑となったが後に仮釈放された。

木戸幸一






大川周明(おおかわしゅうめい) 1886.12.6.~1957.12.24. 思想家。 その思想は、近代日本の西洋化に対決し、精神面では日本主義、内政面では社会主義もしくは統制経済、外交面ではアジア主義を唱道した。
極東国際軍事裁判で民間人としては唯一A級戦犯の容疑で起訴された。しかし、精神障害と診断され裁かれなかった。晩年はコーラン全文を翻訳するなどイスラム研究でも知られる。 

 大川周明





梅津美治郎(うめづよしじろう)
 1882.1.4.~1949.1.8. 陸軍軍人 最終階級は陸軍大将。194589日深夜の御前会議で、陸軍大臣の阿南惟幾とともに陸軍を代表しポツダム宣言受諾ではなく戦争継続による本土決戦を主張した 
極東国際事裁判で終身刑の判決を受け、服役中に獄中死

梅津美治郎







阿南惟幾(あなみこれちか) 1887.2.21.~1945.8.15. 陸軍軍人。陸軍大将。1945年4月に鈴木貫太郎内閣の陸軍大臣に就任。大東亜戦争(アジア太平洋戦争)末期に降伏への賛否を巡り混乱する政府において戦争継続を主張したが、最終的にポツダム宣言受諾が決定され、8月15日に自決。

阿南惟幾





石原莞爾(いしわらかんじ) 1889.1.18~1949.8.15. 陸軍軍人。最終階級は陸軍中将。「世界最終戦論」など軍事思想家としても知られる。「帝国陸軍の異端児」のあだ名が付くほど組織内では変わり者だった。
関東軍作戦参謀として、板垣征四郎らとともに柳条湖事件を起し満州事変を成功させた首謀者であるが、後に東條英機との対立から予備役に追いやられ、病気のため戦犯指定を免れた。

石原莞爾




杉山元
(すぎやまげん/はじめ) 1880.1.1.~1945.9.12. 陸軍軍人。元帥陸軍大将、陸軍大臣、教育総監、開戦時の参謀総長。陸軍士官学校卒業(12期)、陸軍大学校卒業(22期)。杉山は支那事変開始時の陸相、開戦時の参謀総長であったため、敗戦の責任を痛感しており、1945年9月12日ピストル自殺した。

杉山元




牟田口廉也(むたぐちれんや) 1888.10.7.~1966.8.2. 陸軍軍人。最終階級は中将軍。盧溝橋事件や、開戦時のマレー作戦やインパール作戦において部隊を指揮した。しかしインパール作戦は大きな犠牲を伴い失敗し、兵站や機械化を軽視する日本軍の風潮の典型と評され、牟田口の一連の作戦指導に責任は免れない。

牟田口司令官






晩年の前天皇裕仁

裕仁


         
   
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戦争と愛国心

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左:アドルフ・ヒトラー 右:ヘルマン・ゲーリング

ヘルマン・ゲーリング

         
ヒトラー政権の重臣ヘルマン・ゲーリングが、戦後のニュルンベルク国際軍事裁判(1945.11.20.-1946.10.1.)で証言した内容の一部です。
        
かつての日本でも、これと同じ方法で多くの国民がダマされ酷い目に遭った。
もう絶対にダマされてはいけない。
                   
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民進党代表蓮舫 と 現天皇明仁

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最近何かとお騒がせの民進党代表 蓮舫(二重国籍問題で)と 現天皇 明仁(生前退位の意向で)のご両人、どちらも生物として同じ『アフリカ類人猿ヒト科の動物』であることに変りはない。 当然、血統・家柄の優劣、貴賤の上下もない。

 

と、こんなことを言えば、戦前なら「不敬罪」の対象となったろう。

しかし、現在ではごく当たり前の正しい主張だ。

 

 

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近現代史をもっと知ろう: 自国民の子供や女性を盾にしてまで、天皇制度を守ろうとした愚劣

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大東亜戦争(アジア太平洋戦争)の末期、1945年2月~8月、権力層や軍部首脳にとって最大の関心事であり、かつ最重要の課題は「國體(国体)護持」、つまり天皇を中心とする(利用する)国家統治体制を何としても守り通すことでした。

 


そのために彼らは、本土決戦にまで持ち込み、子供や女性を含む自国民をも盾にし、特攻・玉砕させ戦況の好転を図り、天皇制度を死守することを目論んだのです。

そして「一億総特攻」「一億総玉砕」が叫ばれました。これには新聞、雑誌、ラジオなどマスメディアまでもが加担し国民を煽ります。

 

 

こうしたことにより終戦の決断が遅れ、東京大空襲、各都市への無差別爆撃、沖縄戦、広島・長崎への原爆投下、ソ連の突然の参戦とシベリア抑留といった数々の惨禍が襲いかかります。軍人だけでなく一般国民にまで大きな犠牲が生じたのです(非戦闘員の犠牲のほとんどがこの半年間に集中しています)。

 

 

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また、私が他の多くのブログやサイト等で、いわゆる「荒らし」を行なっているとか、多数のハンドルネームを使い回して嫌がらせの書き込みをしているなどの虚偽の情報が流されたりもしています。

            
私が政治経済社会問題に関してネット上でやり取りがあったのは、竹田恒泰氏とその支援者1名、百田尚樹氏、櫻井よしこ氏、田母神俊雄氏(2014年4月17日分まで。それ以降の書き込みは私の名を騙る偽者です。)、津川雅彦氏(2014年3月25日分まで。)、大日本皇國氏、衆議院議員長尾敬氏の8名のサイトおよび「BLOGOS」,「NEWS PICKS」,「iRONNA」,「THE HUFFINGTON POST 」,「アゴラ言論プラットフォーム
」というオピニオン投稿・議論サイトに限られます。これら以外のサイトには一切関係していませんのでご注意ください。

           

 

特攻は「犬死」だと素直に認め、その「犬死」を強要した責任を追及すべきだ。

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体当たり寸前、搭乗員は何を考えたのか、「天皇陛下万歳」なんて絶対に頭に浮かばなかったろう。


 

この程度の爆弾(250kg)では、敵艦への破壊力は知れていた。


 

米軍は特攻機専用の近接信管(VT信管)を装備した銃弾を直ちに開発し、特攻機はしだいに米艦船に近づくことさえ難しくなっていった。

 

 

 

 

 

世界最大を誇った戦艦大和による沖縄への海上特攻。しかし米航空機の攻撃には全く無力(大和が撃墜した米軍機はわずか3機)で、沖縄にたどり着くはるか以前、九州沖で3千もの命と共に撃沈された。

 

 

琉球新報 2014年8月16日の記事より引用

 

大東亜戦争(アジア太平洋戦争)における特攻は「犬死」だった。こう言うと「決して無駄死にではない」と怒る人も多いが、目的の米軍正規空母は一隻も沈まず、一万もの若い命が永遠に絶たれただけで終わった。

 

戦後、特攻は「美化」され「感傷的」物語として描かれがちだが、特攻が持つ独特の勇猛性と悲劇性に酔いしれているに過ぎない。

本来は「犬死」させられたことに怒るべきなのに、感傷に溺れて涙するのは、まったく間違っているし不健全だ。

 

「犬死」だと素直に認め、それを強要した国家責任を追及することこそが、特攻で将来を絶たれた若者たちに報いる正しい方法だ。

 

© 2016 HIRAI HIROAKI 無断転載禁止 

 

 

                               
 

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天皇誕生日は廃止すべきだ

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 現天皇 明仁(あきひと)1933年12月23日~  在位1989年1月7日

注:バツ印は、この記事の趣旨を明確にし強調するためにのみ用いています。

         
きょう(12月23日)は、現天皇明仁(あきひと)の 83歳の誕生日。しかしなぜ、それを国民の祝日にする必要があるのか、全く理解できない。 われわれにとって何の恩義も無い彼の誕生日を、どうして祝わねばならないか?  一部の天皇翼賛勢力や皇室オタク以外にとっては無意味だ。

 

いっそ、内閣総理大臣として懸命に働いている?安倍晋三の誕生日を、国民の祝日にした方がましではないか。


© 2016 HIRAI HIROAKI 無断転載禁止
  

                                          
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相変わらず、私(平井宏明・日本再生投資(株)代表取締役社長)になりすまし、ネット上のあちらこちら(例えば右翼・保守系ブログや政治家・芸能人等の有名人のブログ・Twitter)に、私の名でくだらない愚劣な書き込みをするケースが多数発生しています。 私に無関係な、嫌がらせ、悪ふざけ、他人を騙る虚偽発言、茶化し、暴言、脅迫など悪質なコメントが多数ばらまかれています。

            
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「共謀罪」 「緊急事態条項」の導入を絶対許してはならない。  「治安維持法」を思い出すべきだ。

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1925年の「治安維持法」施行時の新聞記事。社会運動・純真な運動は対象にならないはずだったが・・・・・・

             

戦前戦中、反政府運動や言論を厳しく弾圧し、天下の悪法とも称された「治安維持法」も、最初はこんな風に優しい口調で言い訳して導入されたのです。

                 

目下、法案提出されようとしている「共謀罪」や、改憲による「緊急事態条項」も、同じ道筋をたどり二の舞となる危険性がある。

                          

絶対にそれらの導入を許してはならない。

         

             

© 2017 HIRAI HIROAKI 

         

                               
 

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安倍首相が国会答弁で、「訂正云々」を「訂正うんぬん」と読めず「訂正でんでん」と言った事件を見て、

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前NHK会長 籾井勝人氏の発言:2014年1月25日の会長就任記者会見
                            

本日(1月25日)就任したNHK新会長 上田良一氏 に望むこと 前会長みたいに   政府  でんでん  と言うものを  ” うんぬん   と言うわけにはいかない  』 なんておバカな考え方を絶対しないでほしい。

     

近年、安倍政権はメディア業界への監視と圧力を強めているため、十分警戒する必要があります。

究極のところ国策放送局でしかないNHKの場合、特にそうです。

 

   

追記:実際、安倍政権に気障りなニュースキャスターやコメンテーター、国谷裕子(クローズアップ現代)・岩井成格(NEWS23)・古舘伊知郎(報道ステーション)の各氏を、首相官邸の圧力に屈した放送局がその番組から降板させるという事態が生じています。

本来、ジャーナリズムの大きなウエイトを占めるテレビは、権力を監視する重要な役目を負っているはずなのに。

 

             

© 2017 HIRAI HIROAKI 

         

                               
 

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天皇制度の真実  天皇は決して日本古来の伝統ではありません

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初代?天皇 神武(じんむ) あくまで古事記・日本書紀の神話・伝説上の人物で、紀元前660年に、今の奈良県の橿原宮で初代天皇に即位したという。
「神武天皇の御東征」野田九浦画 神宮徴古館所蔵
 
 

きょう2月11日は、右翼・保守・天皇崇拝主義者・ネトウヨの方々にとっては、待ちに待ったうれしい「建国記念の日」=戦前の「紀元節」の復活版。

彼らによると、2677年前(縄文時代末期)のきょう、後に神武天皇と呼ばれる豪族の長が、他の豪族を屈服させ王国の建国を宣言したそうです。

       

さらにその神武の血統が、2600年間125代男系のみで引き継がれた結果、現天皇明仁に初代天皇神武の遺伝子が宿っているとのこと。これを「万世一系」というそうです。

      

しかし、およそ理知とは無縁の与太話というべきで、天皇の明仁本人すらも、良識ある人間なので、そんな荒唐無稽なことは信じていないのは明らか。

 

 

 

そんな妄想でなく現実を見れば、今の天皇制度は、明治維新後、江戸時代の民衆を西欧流の国民国家に統合することを目的に、新政府が急きょ人為的に作った一種のカルトです。先に述べた与太話はここから生じました。

天皇は決して日本古来の伝統ではないのです。

このため、天皇制度の性格は明治維新を境に不連続となり(血統も不連続との説も)、現在の天皇制度の歴史は4代150年に過ぎません。

 

 

 

今や立派な国民国家となった日本では、従って天皇制度の必要性はなくなりました。廃止しても、もともと天皇は日本の伝統ではないので、日本が日本でなくなる心配もありません。

 

                 

ここで以前、日本最大の右翼組織で安倍政権に深く食い込む「日本会議」を取材した際の、先方の回答の一部を紹介します。

        

《 125代という悠久の歴史を重ねる連綿とした天皇の存在は、世界に類例をみないわが国の誇るべき宝である。日本人は、天皇を中心に同じ民族としての一体感をいだき国づくりにいそしんできた。》

       

このように右派保守・皇室翼賛勢力は、天皇は日本の神髄であるかのような主張をしますが、完全に間違っていると言わざるを得ません。

 
 
 
明治天皇 睦仁(むつひと)1853年11月3日~1912年7月20日  在位1867年1月30日~1912年7月20日
 

 

現天皇 明仁(あきひと)1933年12月23日~   在位1989年1月7日~

 

 

             

 

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と、こんなことを書いて公表すれば、戦前なら、「不敬罪」や「治安維持法」で逮捕され酷い目に遭ったことでしょう。

近頃戦前回帰の傾向が強まる中、「紀元節」に続いてそれらが復活することのないよう、徹底して抵抗すべきだと強く意識します。    

 

 

© 2017 HIRAI HIROAKI 

    

                               
 

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予備

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幼いころ不思議でならないことがありました。
大人は何で「天皇」のこととなると、腫れ物に触るようにひどく過敏になるのかと。まるで畏れ多い神を崇めるように恭しく身を処す。 
もしこんな風に「天皇」の顔写真にバツ印を付けるなど、言語道断、正気の沙汰ではなかった。
 
 
普通は年齢を重ねるにつれ、世間体を考え建前だけでも、そうしたことを暗黙の了解として納得し、物わかりのいい穏便な大人になるのだが、私の場合は全く違ったようです。「天皇」については、今もこうして大人しくなることができない。
「天皇」の問題に焦点に、私と何ら変わらないただの人間として扱い、ボロクソにこきおろすことも多々あります。しかもそれをブログなどのSNSで全世界に発信しています。
 
 
なお、きょう(2月23日)は、皇太子徳仁(なるひと)くんの57歳の誕生日です。政府の意向によっては、彼が2030年1月1日に天皇を引き継ぐ可能性もあるとのこと。

しかし「天皇」なんか、元をたどれば千数百年前の一時期、他の豪族を抑えて西日本を武力統治した豪族の親分、その末裔かもしれなというだけのこと。そんなものに格別の価値を見い出し今後も「皇統の維持」を図るなど無意味で馬鹿げている。むしろ「天皇」は廃絶すべきです。戦前戦中のように政治利用され、再び日本国民が惨禍に見舞われないようにするために。
 
折しも、「天皇」に一身を捧げよと戦前回帰の忠君国家主義教育を標榜、安倍首相夫妻が肩入れする幼稚園や小学校も問題になりつつあります。
 

 

現天皇 明仁(あきひと)1933年12月23日~  在位1989年1月7日~

 
 

皇太子 徳仁(なるひと)1960年2月23日~   

 
 
戦時中、「天皇陛下万歳」と叫ぶ東條英機首相兼陸軍大臣

 

 

いくら「天皇」に一身を捧げようとも、先の大戦で日本は国家滅亡の崖っぷちまで追いやられた。

 

 

 

昭和天皇 裕仁(ひろひと)1901年4月29日~1989年1月7日  在位1926年12月25日~1989年1月7日

旧明治憲法では、主権は天皇にあり、国民は天皇の臣民とされた。また天皇は日本陸海軍の最高指揮権(統帥権)を独立して持つとされた。

敗戦に際し、GHQの占領政策の都合上戦犯指定を免れた幸運な戦争責任者。自らが最高指揮権者であった戦争の「説明責任」すら果たすことなく、戦後43年あまり脳天気に過ごし1989年1月7日87歳で死亡。

 

           

© 2017 HIRAI HIROAKI 

         

                               
 

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現代版「御真影」にご注意

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神奈川県葉山町の皇室専用別荘地の海岸を散策する天皇夫妻

注:バツ印は、この記事の趣旨を明確にし強調するためにのみ用いています。

                    

これは、数年前公表され人気を博した有名なツーショット写真で、現代版「御真影」ともいうべきもの。(仲睦まじい夫妻の姿に誰しもほほえましさを感じるようです。)
              
しかしこんなものにダマされてはいけません。むしろその裏にある天皇制度を温存し活用したい勢力に警戒すべきです。
戦前戦中のような天皇を中心とする(利用する)国家統治・国民統治体制が復活し、再び多くの国民が惨禍に見舞われる危険性を決して忘れてはならない。
              
こんな写真を見て「天皇陛下や皇室の方々っていい人なんだな、何でも言うこと聞いちゃおう。」なんて思わないでください。それが隠された狙いですから。
              
© 2017 HIRAI HIROAKI 

                         

                               

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安倍政権を裏で操る右翼実力者たち

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椛島有三』(かばしまゆうぞう) 1945-  「日本青年協議会」会長  「日本会議」事務総長

 

 

椛島有三』。1970年代から連綿と日本の右翼政治活動に注力し、急進的右翼団体「日本青年協議会」の会長を務めるとともに、 1997年には全国の右翼政治団体の基盤的組織「日本会議」設立に動き、事務総長として実質上「日本会議」を一手に仕切っている。

         

                  

椛島有三は全国の右翼政治勢力の首魁として安倍政権の黒幕となり、皇室奉賛活動、明治憲法の復古、天皇を中心とする(利用する)国家統治体制への回帰を狙う。

また政界に「日本会議国会議員懇談会」を作り、安倍内閣の主要閣僚を安倍首相含め全てこの会のメンバーとしている。

            

                    

なお、椛島有三は、大学の先輩で右翼活動の同志『安東巌』(日本の敗戦を否定し明治憲法復元や皇国思想を主張した旧「生長の家」創始者『谷口雅春』の愛弟子で谷口雅春原理主義者)の強い影響下にあると見られる。このため安東巌の動向も注視すべきだろう。

           

                             

安東巌』(あんどういわお) 1939-   背景の人物写真は旧「生長の家」創始者『谷口雅春

                 

         

他にも、『伊藤哲夫』日本会議政策委員・日本政策研究センター代表、『百地章』前日本大学法学部教授・国士舘大学大学院客員教授、『田中恆清』神社本庁総長など、天皇中心主義・国家主義・明治憲法への回帰などを唱える右翼思想の実力者が、安倍政権の裏で蠢いている。(詳細は次回で)

         

                            

彼らにとって、あまり知的ではない似通った思想を持つ『安倍晋三』という人物は、うってつけの使いやすい表社会での政治家であり、今後ますます操られ利用されることになりそうだ。

         

                             

注:「生長の家」は1983年10月以来、右翼活動からは手を引き、リベラルエコロジー教団となっている。ただ、「生長の家本流運動」として旧「生長の家」創始者谷口雅春の思想の原点に返る運動も一方で続けられている。

                  

                               

© 2017 HIRAI HIROAKI 

                                                                                         

                               
 

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