満一歳の頃の裕仁（ひろひと）氏 1901年（明治34年）4月29日～1989年（昭和64年）年1月7日
天皇在位期間は、1925年（大正17年）12月25日～1989年（昭和64年）年1月7日の約62年間
憲法上、天皇は日本陸海軍の統帥権者（最高指揮権者）。 ただ、実質上指揮権を発動して軍を動かしたのは、天皇を補弼（ほひつ）する陸軍参謀本部と海軍軍令部でした。
軍艦を視察した際の記念写真 裕仁氏は最前列中央
1945年（昭和20年）3月10日の東京大空襲の後、焼け野原となった市街地を視察する裕仁氏
大東亜戦争（アジア・太平洋戦争）敗戦直後の1945年（昭和20年）年9月27日、裕仁氏がマッカーサー占領軍最高司令官を訪れ会談をした時の記念写真（一般に公表されている写真とはやや異なるもの）。 この時の会談内容は、美談化されたものなど種々憶測はあるものの、真相は不明のまま。
敗戦後は生物学者として平和主義者であることをアピール
1975年（昭和50年）10月31日、日本記者クラブの公式記者会見で原爆投下についてきかれ、裕仁氏は、「原子爆弾が投下されたことに対しては遺憾には思ってますが、こういう戦争中であることですから、どうも、広島市民に対しては気の毒であるが、やむを得ないことと私は思ってます。」 と他人ごとのような発言をして物議を醸す。 そして当然のごとく被爆者団体から抗議を受けました。→ https://www.youtube.com/watch?v=NQhVOTS0j7A
また戦争責任については、「そういう言葉のアヤについては、私はそういう文学方面はあまり研究もしてないので、よくわかりませんから、そういう問題についてはお答えができかねます。」 と戦争責任を「言葉のアヤ」と解し「文学方面」の問題だと茶化したような不真面目な、しらを切った返答をして記者に呆れられる。
私はこれらのことを知った時、この裕仁という男は、頭がおかしいというより、真性バカだと思いました。
晩年の裕仁氏 
裕仁氏の死亡を伝える新聞 1989年（昭和64年）1月7日夕刊。 「崩御」という一般になじみのない皇室用語を使用。 同氏の病状が重篤になってから、死亡さらにその後も、過剰な自粛ムードが日本中を覆う。 それに従わないと、右翼が押しかけ嫌がらせをする事態も発生。 私は忘年会も新年会もやりましたが。
あす4月29日は、祝日「昭和の日」。 法律上の趣旨は 「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」 となっていますが、本当の狙いは、右翼保守陣営による昭和天皇裕仁氏の誕生日祝いの復活にあります。
しかし、大東亜戦争（アジア・太平洋戦争）での責任も明確にしないまま、のうのうと生き延びた昭和天皇裕仁氏の誕生日を、なんで祝わなければならないのか、理解できません。 裕仁氏は優柔不断で無責任な、人間のクズだという評価すらあります。
そして、そもそも多くの人が誤解しています。 実は、現在の天皇制度に繋がる仕組みや天皇崇拝思想は、明治時代になって初めて、政治的な策略により極めて人為的に作られたものです。 こんなものは日本の伝統や文化とは全く無縁のものです。 何の価値もありません。 「皇室は日本の伝統文化そのもの」 などいうのは、とんでもない間違った思い込みです。
こんな天皇制度を擁護・賛美するような祝日は廃止すべきではないでしょうか。
© 2014 HIRAI HIROAKI
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