映画「永遠の０」のプロモーション映像 なんかかっこよすぎる感じ
私の実父が搭乗した陸軍四式重爆撃機「飛龍」（三菱重工製） 重爆撃機のくせに宙返りまでこなすなど敏捷性に優れた機体で、そのため特攻に使われることになったようです
上の白黒写真の飛行機は、戦時中、私の実父が搭乗した陸軍四式重爆撃機「飛龍」です。 戦争も末期になり敗色が濃くなると、この爆撃機で体当たり特攻を行なう計画が立てられました。
その神風特攻は、形式は「志願」、しかし事実上は「強制」で順番が回って来ました。 あとひと月も戦争が続いていたら、父にも順番が来るところだったそうです。
今ちょうど、ゼロ戦による神風特攻とその隊員を題材にした百田尚樹氏の小説「永遠の０（ゼロ）」と、それを映画化した同名作品が話題になっています。
「神風特攻隊」は、小説や映画、テレビドラマでは、妙に美化され感傷的に描かれることが多いのが常です。 映画「永遠の０」も、その域を出るものではありませんでした。
その神風特攻は、形式は「志願」、しかし事実上は「強制」で順番が回って来ました。 あとひと月も戦争が続いていたら、父にも順番が来るところだったそうです。
今ちょうど、ゼロ戦による神風特攻とその隊員を題材にした百田尚樹氏の小説「永遠の０（ゼロ）」と、それを映画化した同名作品が話題になっています。
「神風特攻隊」は、小説や映画、テレビドラマでは、妙に美化され感傷的に描かれることが多いのが常です。 映画「永遠の０」も、その域を出るものではありませんでした。
この映画「永遠の０」では、大東亜戦争（アジア・太平洋戦争）と神風特攻の動機、原因、影響、結果などの実相は全く分かりません。
お涙頂戴の戦争美談エンタメ作品と割り切って見る分には、問題ない映画でしょう。 しかし、その戦争や特攻作戦そして特攻隊員の深い真相を知りたいという人には、有害無益で時間を無駄にするだけの駄作です。
当時の実際の特攻隊員たちの心情は、映画「永遠の０」のような生やさしいものではなかったようです。
特攻に行かざるを得ない状況の中、隊員たちの心の奥底･本音は、そんなことで死ぬのはまっぴら御免だというのがけっこう多かったといいます。
何しろ米軍も強力な対抗策を講じているため、敵艦に体当たりする前にほとんど撃墜されてしまいます。 語弊はありますが「犬死に」にならざるを得なかったったのです。
敗戦直前の基地内は理性を失った状態で、特攻隊員の誰もが、自暴自棄になり、いやいや出撃していった隊員も多かったそうです。
目的を果たせず撃墜される特攻機 ほとんどの特攻機がこれと同じ運命をたどりました![戦争\特攻116改]()
© 2014 HIRAI HIROAKI