前天皇(昭和天皇)裕仁(ひろひと) 1989. 1. 7.死亡(享年87)
現天皇明仁(あきひと)[前天皇裕仁の長男] 79歳
皇位継承順位第1位 皇太子徳仁(なるひと)[現天皇明仁の長男] 53歳
皇位継承順位第2位 秋篠宮文仁(ふみひと)[現天皇明仁の次男] 47歳
皇位継承順位第3位 悠仁(ひさひと)[秋篠宮文仁の長男、現天皇明仁の孫] 7歳
皇位継承順位第4位 常陸宮正仁(まさひと)[現天皇明仁の弟] 77歳
皇位継承順位第5位 三笠宮崇仁(たかひと)[現天皇明仁の叔父] 94歳
皇位継承順位第6位 桂宮宜仁(よしひと)[現天皇明仁の従弟] 65歳
尊皇思想や皇室に敬愛の念をお持ちの人々からは、「不敬」極まりないと激しい怒りを買いそうですが、敢えて記します。
§【終わりに近付く「平成」と皇位継承順位】
現天皇明仁の年齢を考えれば、「平成」は終わりに近付きつつあります。
現行の皇室典範(皇室に関する法律)に従えば、現天皇明仁が死亡すると、徳仁、文仁、悠仁のうち誰かが天皇を世襲することになります。
その場合の優先順位は、その時点で徳仁が生存していれば徳仁(皇位継承順位第1位)が天皇に、徳仁が死亡しており文仁(皇位継承順位第2位)が生存していれば文仁が天皇に、徳仁も文仁も死亡していれば、現在7歳の悠仁(皇位継承順位第3位)が天皇に即位します。
以下は事実上可能性は極めて低いのですが、もし前述の三人とも死亡していた場合、正仁(皇位継承順位第4位)が生存していれば天皇になります。四人とも死亡している場合、崇仁(皇位継承順位第5位)が生存していれば天皇になります。さらに五人とも死亡している場合、宜仁(皇位継承順位第6位)が生存していれば天皇になります。
§【現実味を帯びつつある皇統断絶と皇室典範改定問題】
現実問題としては、悠仁が将来天皇となるのは確実です。
ところが、もし彼に男子の嫡出子ができなかった場合、皇位継承資格者が全くいなくなるという状況が生じます。
このように今の皇室は、皇統(天皇の血統)の断絶が現実味を帯びてきているため、一部の右派保守系勢力が危機感を募らせています。
そこで皇室典範の改定が浮上し、女性天皇や女系天皇の容認、旧宮家の復帰、側室を設け非嫡出子の皇位継承資格を認める等々の対策が検討されようとしています。
§【皇統の維持は必要か、むしろそれは日本を危うくします。】
しかし、そうまでして天皇の血統を維持する必要があるのでしょうか。
実は、現在存在する実質的な天皇制度の歴史は浅く、たかだか明治維新以降でしかありません。
薩摩・長州藩を中心とする倒幕勢力が、徳川政権を倒し国内統治を果たすため、当時没落状態だった朝廷を担ぎ上げ、天皇を国の形式的な君主(立憲君主)に据えただけのことです。
そして同時に、天皇崇拝神格化政策を国民に強制したものの、大東亜戦争(アジア・太平洋戦争)の敗戦により頓挫することになります。
実際のところ、上に掲げた写真を数十人に見せたところ、誰が誰だか分からないというのが大半でした。 現在では、それぐらい国民のほとんどにとって、天皇や皇室など、関心の無いどうでもいい存在なのです。
しかし将来、この天皇制度が牙をむく危険性があります。 天皇を盾にして、権力者が無垢な国民をダマし無謀な権勢を振るう危険性があります。そうした動きを警戒し監視する必要があるのです。
§【天皇は無価値で危険な存在。 速やかに廃絶すべきです。】
決して皇室の存在は、日本の伝統・文化そのものではなく、日本の国柄を決めているのでもありません。
国民の関心も敬愛の念も薄く、たいして役にも立っていません。
政府関係書類に形式的に署名押印(御名御璽)する他には、宮中祭祀や被災地の見舞い、外国賓客の接待ぐらいしかすることがないのが実態です。 居なくても何の不都合も生じません。 とんでもなく過大評価されています。
だいたい天皇など、千数百年前の古代に、日本を武力統治した豪族の親分の末裔というだけの存在。 そんなものにいったい何の価値があるのでしょうか。
さらに千数百年にわたる「万世一系」も怪しく、歴史学的にも科学的にも証明は全くありません。
皇室は、税金無駄使いのいわば穀潰しでしかなく、さらに将来への危険性をも孕んだ存在です。 天皇制度は速やかに廃絶すべきです。 (敬称略)
※文中の用語は皇室の慣例に敢えて従っていませんのでご注意ください。
© 2013 HIRAI HIROAKI