前天皇 裕仁(ひろひと)氏 1989年1月7日87歳で死去
皇位継承順位1位 皇太子 徳仁(なるひと)氏 53歳
皇位継承順位2位 秋篠宮家 文仁(ふみひと)氏 47歳
皇位継承順位3位 秋篠宮家 悠仁(ひさひと)くん 6歳
昭和以降の天皇と今後の天皇候補者を上に並べてみました。
現行の憲法と皇室典範を前提にすると、今後の天皇候補は実質的に徳仁(なるひと)氏、文仁(ふみひと)氏、悠仁(ひさひと)くんの三人に限られます。
ところが、彼らは無用の長物。 実のところ、皇室(天皇・皇族)は日本とは異質のもので、その存在意義は無いと言ってもよいでしょう。
本来なら、先の敗戦を機に、軍の最高指揮官たる天皇裕仁氏も、東條英機氏らと一緒に戦犯として起訴・処罰(絞首刑)し※、天皇制度を廃止すべきでした。
米軍の占領政策上の都合で中途半端に天皇を残したため、「象徴」という訳の分からない形で天皇を憲法に組み込まざるを得なくなりました。
真相を言えば、天皇が日本の国民や歴史・伝統・文化を象徴しているというのは、全く事実に反した大ウソです。
皇室が政治や文化の中枢を担ったのは、千数百年前の古代のほんの一時期のみで、それ以降は落ちぶれ王朝として細々と生き長らえてきただけです。
従って日本の伝統・文化にほとんど影響を与えていません。 とても日本の象徴と呼べるものではありません。
それでもまだ、国民に皇室への敬愛の念があれば、存在意義がありますが、それも怪しいというのが実状です。 実は、心の底から本音で天皇を敬愛している日本人は皆無に等しいのです。
実際私の知人など三十人程に、“心底本音で”天皇を敬愛しているか尋ねてみました。 結果、イエスの答えはゼロ。 そして残りの大半は無関心、どうでもよいというものでした。 税金のムダ使いだという意見もかなりありました。
現憲法下では、天皇の国事行為に実質的な意味はなく、全く形式的なものなので、天皇制度を廃止しても何の支障もありません。
※ ただし、この時の極東国際軍事裁判(東京裁判)の不当性については留意する必要があります。
原子爆弾で広島・長崎の一般市民を大量虐殺するという人類史上最も残虐な戦争犯罪を犯したアメリカの行為は問題にされず、一方的に日本のみ断罪されるという極めて不当な側面を持つ裁判であることは明確です。
© 2013 HIRAI HIROAKI