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自民党の憲法改正草案による憲法改正には断固反対

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きょう(5月3日)は憲法記念日、憲法改正については次のように考えています。


自民党の改憲草案は、これまでこのブログで何度も批判してきた『日本会議』の考えが色濃く反映されており、とても賛成できるものではありせん。



主な論点は以下の通りです。


1. 本来、憲法の目的は、国民が国家権力に対抗してそれを制御することにあるのに、自民党改正草案は全体主調が、国家権力が国民を国家と同じ方向を向かせることに主眼がある。

 

2. 前文において、国民より国家を重視する姿勢が明らか。主語が「日本国民」から「日本国」に変わり、さらに「天皇をいただく国家」との表現を前面に打ち出すなど、国民主権よりも、国家の形態や統治体制をいかにするかに重点が移っている。


3. 自民党改正草案では新たに「公の秩序に反しない限り」という概念が持ち出されている。これの拡大解釈によって国民の人権が大幅に制約される危険性がある。




日本最大の皇室翼賛極右組織『日本会議』と安倍政権との癒着ぶりがよくわかる。



自民党 森喜朗(もりよしろう)元首相、2000年5月15日、「日本はまさに天皇を中心とした神の国」と発言し、大きな波紋を呼び批判された。 しかしその後もこの発言を肯定する右派論客が次々現れた。

森喜朗1

                       

現在の日本国憲法(1946年11月3日公布、1947年5月3施行)


                 

現憲法が、たとえGHQにより わずか一週間で原案が作られ押し付けられたものであったとしても、内容が優れ国民が承認しているものなら、「GHQ」や「一週間」「押し付け」は憲法改正の理由にはなりません。
前述の自民党の憲法改正草案で改正されるぐらいなら、今のまま変える必要はないと考えます(必ずしもベストではありませんが)。


注※青文字をクリックすると4月9日付関連記事が別ウインドウで開きます。




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2016 HIRAI HIROAKI 無断転載禁止



                              
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