※ サーバーの不調で、8月14日の記事が一部閲覧できなくなっている恐れのあることが分りましたので、念のため再度掲載します。
1947年12月、戦後初めて被爆地広島に入った時の昭和天皇裕仁。 何の痛痒も感じない能天気な無責任ボンクラおやじにしか見えません。 実際、後年そのような発言をして顰蹙を買っています(本文参照)
このブログのメインテーマ、「天皇」の問題に戻ります。 8月はどうしても「大東亜戦争(アジア・太平洋戦争)」や「昭和天皇裕仁」の問題に触れざるを得ません。
いきなり汚い言葉が並び恐縮ですが、昭和天皇裕仁(ひろひと)には、人間のクズ、無能、軽薄、ボンクラ、優柔不断、無責任、無神経、卑劣、愚劣、冷血、思慮不足、非人間的・・・・・・等々、あらゆる非難悪口罵詈雑言を浴びせても足りません。
反対に、現安倍政権をも強い影響下に置く日本最大の皇室翼賛右翼団体「日本会議」のように、昭和天皇裕仁は、平和と国民の幸福を願い尽力した尊い存在だと、手放しに褒め称え礼賛する向きがあります。→ http://ameblo.jp/hirai-h/entry-12013147333.html
しかしこれは特定の政治意図を持った全く誤った考えです。 昭和天皇裕仁の実態は前述した通りのものです。
そもそも千数百年にわたる日本の歴史上、天皇が一般民衆から真に敬愛・尊敬されたという事実はありません。
「天皇陛下万歳」や「天皇のために命を捧げる」などという考えは、たかだか明治維新以降、しかも強制的に広められたという経歴があるのみです。
幕府政権を倒すため薩長勢力(明治政府)が、徳川将軍に代わる軽くてパーな神輿(みこし)として、それまでレイムダックだった天皇を急遽担ぎ上げ、これに神聖不可侵・現人神の装飾を施し、国民を思想操作することで広がったものです。
特に昭和初期から敗戦までの間は、戦争遂行のためこの政策が苛烈になりました。
なおさら戦後の新憲法下の現在では、表層的に敬意を示すことはあっても、一般国民が心の底から真に天皇を敬愛・尊敬しているなんてことは絶対にありません。
皆さんも自分の心の深層に自問自答してみれば、そのことが分かります。
現天皇明仁(あきひと)や皇太子(=次期天皇)徳仁(なるひと)のために「命を捧げてもよい」と本気で断言できる人はいるでしょうか。
ただ反論として、天皇や皇族が各地を訪問した際、熱烈な歓迎を受けるのはなぜか?皇居一般参賀に人が押し寄せるはなぜか? というのがありそうです。
その答えは、熱烈歓迎や祝賀している人々は、単にアイドル芸能人への憧れと同質の表面的な心情を表出しているに過ぎないということです。
しかもあの大仰な歓迎祝賀場面も多くは、先述の「日本会議」や各種団体の動員によって仕組まれたヤラセです。
もっとも、明治憲法下でも天皇の権力は形式的なものでした。通常は天皇を取り巻く組織が輔弼(ほひつ)する形をとり、政府が決定したことが天皇に報告され、天皇はそのまま儀礼的に承認するのが慣例でした。
さて昭和天皇裕仁についてですが、彼は、昭和の戦争(満州事変、日中戦争、日米戦争)の時代に半生を送り、重要な役割と責任を担った人物です。
先述のように形式的性格が強かったとはいえ、憲法上戦争の最高責任者(日本陸海軍の統帥権者)の地位にあり、戦争に対して相応の影響を与えました。
もはや敗戦必至の情勢になっても、早期講和、戦争終結を渋ったのは軍部とともに天皇裕仁自身でした。 国体の護持(天皇を頂点とする国家統治体制の死守)を条件に講和するには、「もう一度戦果をあげてからでないとなかなか話は難しいと思う。」と裕仁が主張したという記録があります。 もしこの「一撃講和論」に固執せず講和を早くから真剣に模索したなら、東京大空襲や沖縄戦、広島・長崎の原爆、ソ連参戦による悲劇は無かったかも知れません。
一般国民の命を守ることよりも、国体の護持が、天皇はじめ為政者にとっては最優先の重要課題だったのです。
また、あの非人道的な特攻作戦についても、報告に対して「よくやってくれている」と称賛し喜びの言葉を裕仁は返しています。 それゆえ天皇の賛意を得たとして、軍首脳は反対論もあった特攻作戦を、以後ますます拡大させ、多くの若者が犠牲を強いられました。
裕仁は決して平和主義者などではなく、むしろ戦争に積極的姿勢を見せています。 常に平和を願っていたというのは、戦後に美談として捏造されたものです。
戦時中、日本陸海軍の最高指揮権者(統帥権者)として、白馬にまたがり閲兵する天皇裕仁
戦後の裕仁はどうか、冒頭に記した人間性ゆえ、自らが関わった戦争について説明責任すら果たさないまま、飄々と生き長らえ87歳で死にました(1989年1月7日)。
戦時中重臣から戦況報告を詳細に受け、口出しもしていたので、少なくとも「説明責任」ぐらいは果たせるはずだったにもかかわらず。
裕仁にこれほど罵詈雑言を浴びせる理由の一端を以下に掲げます。 今まで何度か繰り返し触れていますが、彼の愚劣な本性が典型的に表れています。
1975年10月31日の日本記者クラブ主催公式記者会見※の席上、天皇裕仁は、広島の原爆被災についてきかれると、「原子爆弾が投下されたことに対しては遺憾には思ってますが、こういう戦争中であることですから、どうも、広島市民に対しては気の毒であるが、やむを得ないことと私は思ってます。」と他人事のように無神経な発言をして物議を醸します。そして当然のように被爆者団体から抗議を受けました。
歓待を受けた訪米帰国後間もない時点での会見であり、米国に遠慮したことを割り引いたとしても、余りに愚劣で心ない酷い言葉です。
また戦争責任について記者から問われた際には、「そういう言葉のアヤについては、私はそういう文学方面はあまり研究もしてないので、よくわかりませんから、そういう問題についてはお答えができかねます。」と戦争責任を 「言葉のアヤ」 と解し 「文学方面」 の問題と茶化したような不真面目でしらを切った返答をして、記者に呆れられます。 立憲君主は政治に不介入であるべきことを盾に、戦争の犠牲や悲惨さについて何の責任も痛痒も感じていないようです。
《 裕仁の記者会見時の映像 1975年10月31日(抜粋)》
→https://www.youtube.com/watch?v=NQhVOTS0j7A&NR=1(Youtube版)
→http://www.nicovideo.jp/watch/sm23125825 (ニコニコ動画版)
(注)上記の映像は記者会見のごく一部が意図的に抜粋されたものなので、公平を期すため、記者会見の全記録も必ず参照してください。→ http://www.jnpc.or.jp/img_activities/img_interview/img_specialreport/specialreport_19751031.pdf
なお関連して、このブログの「原子爆弾と昭和天皇裕仁氏」(2013. 8. 6.) もご覧ください。→ http://ameblo.jp/hirai-h/entry-11587135933.html
この記者会見からも分かるとおり、まさに昭和天皇裕仁は、「人間のクズ」というべきでしょう。
大東亜戦争(アジア・太平洋戦争)の悲惨な経過と結果は、決して軍部の無謀や横暴さだけで説明できるものではありません。 天皇裕仁が深く関わっていることを知るべきです。
彼については、美談で盛られた嘘の姿を暴き、死んで26年余り経た今なお責任を追及しなければなりません。
日本記者クラブ主催の公式記者会見での天皇裕仁と皇后良子(ながこ) 1975年10月31日
※ この記者会見のことを話題にするのはタブーになっているようで、特に天皇制を擁護したい人たちは、これに触れることを非常に嫌がります。
再掲に際しての追記:いつものことですが、こういう記事を掲載すると、「天皇陛下を呼び捨てにするなど言語道断、さらに陛下をこれほどまで愚弄するとは不敬にもほどがある。すぐに削除しろ。」と電話で怒鳴り込んでくる年配の方々がおられます(同じ考えの人たちでグループを作っているようです)。 明治以降の天皇崇拝皇国史観に毒された哀れな人たちでしょう。
江戸時代以前の人たちは、天皇なんか知りもしないし、まして崇拝するなんてあり得なかった。 実は天皇なんてたいしたものではないことを知るべきです。
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