以前にも述べましたが、 脱原発政策は、日本国民にとって有害無益なものとして、再度反対表明します。 http://ameblo.jp/hirai-h/entry-11604282337.html
現在稼動停止になっている原発は、一定の合理的安全性を確認し直ちに全て再稼働させるべきです。
原発にだけ、シビア事故について限りなくリスクゼロを求めるのは、まったく理屈に合わない話です。 航空機や自動車、鉄道の方が、はるかにシビア事故のリスクは高いと言えます。
現在全ての原発が稼動停止させられていますが、実はその法的根拠はありません。 政府からの単なる要請によって停止させているだけです。 これでは法治国家とは言えません。
そのために電気料金が上がるのは、とても納得できないないものです。
また、火力発電を全力運転しているため、燃料コストの上昇が貿易赤字の大きな要因にもなり、経済に打撃を与えています。
さらに電力不足が招く停電のリスクの大きさも考えるべきです。 それこそ産業や日常生活、病人等の生命に与える打撃は極めて深刻なものとなります。
原発については、リスクをもっと冷静・合理的に判断する必要があります。 感情的なムードや非科学的な言説に左右されるべきではないと思います。
無論、 他の産業設備に比べて非常に発生確率は低いとはいえ、万が一、原発でシビア事故が発生した場合の対応を、十分なものに見直すことが必要なことは言うまでもありません。
しかし、原発を即ゼロにしろなどという主張は、あまりに現実を無視した荒唐無稽なものです。
むしろ私は、より安全なものを目指しつつ原発は強力に推進(新型原発の増設も含めて)すべきだと考えます。
今後文明化し経済発展してくる発展途上国の電力需要を考えれば、再生可能エネルギーなんかではとても対応できないことは明らかです。
どうしても原子力エネルギーが必要になります。
日本の原子力技術は世界で断然トップの地位にあります。 その英知で日本は世界に貢献すべきです。
そこで秘策があります。 現在の原発は全て「核分裂」を利用したものですが、50年先を考えれば、より安全な「核融合」による原発の開発・実用化を図ってゆくべきです。
「核融合」であれば有害な核廃棄物は出ず、メルトダウンも原理的に起こりません。 そして燃料の重水素は海水中に無尽蔵に存在します。
今は実験炉の段階ですが、政府が強力に支援すれば、実用化が早まります。(30年後の実用化も視野に入る)
なお「核融合」による原発の詳細については、下記の「核融合科学研究所」のサイトをご覧ください。
http://www.nifs.ac.jp/briefing/energy_13.pdf
http://www.nifs.ac.jp/index.html
最近改めて、反原発を声高に叫ぶいわゆる「進歩的文化人」の愚昧さと、薄っぺらな正義感に辟易とします。 詳細は、下記の私のブログ記事を参照ください。
http://ameblo.jp/hirai-h/entry-11465342970.html
http://ameblo.jp/hirai-h/entry-11430274532.html
http://ameblo.jp/hirai-h/entry-11396866679.html
核融合によるエネルギー創出の原理
核融合実験炉(次世代原子力発電の実験設備)
核融合研究所内のコントロール室
© 2014 HIRAI HIROAKI