昭和天皇裕仁の肖像写真を燃やし、その燃えカスを足で踏みつける映像作品が展示された
国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」内の企画展「表現の不自由展」の少女像や昭和天皇の肖像が燃える映像作品に対して、芸術祭実行委員会や県などに抗議が殺到し、放火を示唆する内容もあった。 このため「表現の不自由展」は8月1日の開催からわずか3日で中止に追い込まれた。
こうした経緯を表向きの理由に、文化庁は一旦は補助事業として採択した「あいちトリエンナーレ2019」に対して、今になって補助金を全額支給しないことを唐突に決定し発表した。
しかし本音は河村名古屋市長の考えと同じ理由。特に昭和天皇の肖像を燃やして足で踏みつける映像を流したことが、よほど腹に据えかねていたのであろう。
これに対し大村愛知県知事が文化庁に対し訴えを提起するとのこと。 こうなれば裁判を通して真実をどんどん明らかにしてほしい。
昭和天皇裕仁の写真に火を付け燃えカスを足で踏みつける行為が、何らかの法に触れるわけでもない。 上手に表現すれば、強いメッセージ性を持った芸術になり得る。 芸術は単に花鳥風月など誰が見ても美しいと感じるもののみにその名称が与えられるわけではない。 ダリの絵もピカソの絵もそういう範疇にはない。
一般の人びとに見せさらに説明を加えても、理解がなかなか得られない芸術作品も多数ある。
あらためて言うが河村名古屋市長や文化庁(政府)は、「表現の不自由展」での昭和天皇が軍馬にまたがった写真などを燃やしその燃えカスを足で踏みつける映像展示が、気にくわないだけなのだ。
この映像作品に対しては、政治思想を宣伝するものであり、「芸術なんかではない」という批判があるのは周知のとおり。
だが、燃やして踏みつけた対象が、昭和天皇裕仁の写真であるからこそ大きな意義があるし、芸術になり得る(私の写真をそうしても何の価値もない。)
芸術は「政治的」であってはならないということは絶対にない。 むしろ政治的メッセージを込めた芸術作品は多数存在する。 ピカソの「ゲルニカ」という巨大な作品は、当時ナチスドイツが一般市民の住む都市ゲルニカを無差別爆撃したことへの政治的抗議を表現したものだ。
昭和天皇裕仁は先の大戦で、形式的側面があったものの大日本帝国陸海軍の統帥権者(最高指揮権者)であった人物だ。 「表現の不自由展」でのあの映像作品が、「芸術なんかではない」ということは決してない。
ちなみに、下に掲げたのは以前私が制作した写真作品。これを、一昨年写真投稿サイトにアップしたとたん、脅迫めいたものも含め激しい抗議や嫌がらせのネット書き込みが多数なされた。
私の場合は逐一すべてに反論し、削除要求には応じなかった。 以後今もアップされままだが、もう誰も文句を言ってこなくなった。
「表現の不自由展」も、嫌がらせに負けることなく再開されることを強く願う。
© 2019 HIRAI HIROAKI
※ ご注意! 私の「なりすまし」「ニセ者」など、ネット上の悪質な行為にご注意ください。
相変わらず、私(平井宏明・日本再生投資(株)代表取締役社長)になりすまし、ネット上のあちらこちら(例えば右翼・保守系ブログや政治家・芸能人等の有名人のブログ・Twitter ・Facebook)に、私の名でくだらない愚劣な書き込みをするケースが多数発生しています。 私に無関係な、嫌がらせ、悪ふざけ、他人を騙る虚偽発言、茶化し、暴言、脅迫など悪質なコメントが多数ばらまかれています。
また、私が他の多くのブログや各種サイト等で、いわゆる「荒し」を行なっているとか、多数のハンドルネームを使い回して嫌がらせの書き込みをしているなどの虚偽の情報が流されたりもしています。
私が政治経済社会問題に関してやり取りがあったのは、竹田恒泰氏とその支援者1名、百田尚樹氏、櫻井よしこ氏、田母神俊雄氏(2014年4月17日分まで。それ以降の書き込みは私の名を騙るニセ者です。)、津川雅彦氏(2014年3月25日分まで。)、大日本皇國氏、衆議院議員長尾敬氏の8名のサイトおよび「BLOGOS」「NEWS PICKS」「iRONNA」「THE HUFFINGTON POST」「アゴラ言論プラットフォーム」というオピニオン投稿・議論サイトに限られます。 これら以外のサイトには一切関係していませんのでご注意ください。